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男性でもエステティシャンになれる!その理由は?
女性をターゲットにしていた美容業界も、市場の変化に応じて徐々に需要が高まっています。
男性向け美容アイテムの増加や、メンズサロンが増えているため、美容に興味を持つ男性が増加しているのです。それに伴い、男性エステティシャンの需要も高まり、働ける環境も整ってきています。
エステでは、力を使う動作を繰り返す施術もしなければなりませんし、働く場所によっては重たい機械を取り扱う場合もあるでしょう。そのため、体力やパワーのある男性エステティシャンが重宝されます。
個人の持ち味を活かしてお客様や業界に認められるようになれば、さまざまなサロンから声を掛けられることも考えられます。
男性のエステティシャンが活躍できる場所
ここからは、男性エステティシャンの主な活躍場所をご紹介します。ここで紹介する他にも、経験や知識があれば化粧品メーカーに就職してアドバイザーになったり、サロンを独立開業したりするなど、働き口は多様です。ぜひ今後の働き方の参考にしてみてください。
メンズサロン
男性のエステティシャンが活躍できる場所として、メンズサロンが挙げられます。メンズサロンでは脱毛、フェイシャル、ヘッドスパ、フットマッサージなど多岐にわたる施術を提供する場所です。
男性が抱きやすい悩みに寄り添ってサポートできるのは、男性エステティシャンならではの強みです。
施術前後に行うカウンセリングでも、同性同士だからこそ女性には言いにくい悩みを聞き出し、より良い施術につなげられるかもしれません。
眉毛サロン
近年では目元の清潔感に気を遣う男性も多いため、男性専用の眉毛サロンも店舗数を増やしています。メンズサロンとの違いは、眉毛やフェイシャルへの施術に特化している点です。
主な施術メニューは、眉毛のスタイリング、鼻毛処理、顔パーツのワックス脱毛、スキンケアなどです。顔の美容全般の知識が身に付きます。
男性は化粧をしないことがほとんどであるため、眉毛を整えるだけでも印象が大きく変わります。結果がすぐに出ることで、お客様に喜んでもらいやすくクレームも少ないため、やりがいがある仕事だといえるでしょう。
求人や施術内容によっては、美容師免許やある程度の経験が必要な場合もあります。求人に応募する前に、募集要項をしっかりと確認しておきましょう。
施設併設サロン
ホテルや温泉施設などに併設されたサロンも、男性エステティシャンに人気の就職先です。男女や年齢層を問わずターゲットとしている店も多く、主婦・主夫歓迎の求人も見られます。
施術内容は、リラクゼーション目的のマッサージ、フェイシャル、オイルマッサージなどが中心で、体力のある方やホスピタリティ精神にあふれた方が求められるでしょう。
勤務するサロンの形態によっては夜間勤務をしなければならないため、夜でも問題なく働ける方やスケジュールの融通が利く方にもおすすめです。
美容室や理容室
男性エステティシャンの活躍の場として、ヘッドスパやマッサージを取り入れている美容室・理容室が挙げられます。
施術内容は、髪や頭皮の健康促進を目的としたヘッドスパやトリートメントなどが中心ですが、理容室であれば髭剃りを任されるケースもあるでしょう。
スタッフの配置状況によっては、ほかの施術を担当する場合もあるため、美容師免許または理容師免許があると採用されやすくなります。
サロンによって、無資格でもアシスタント兼エステティシャンとして働きながら技術を学べるところもあるため、資格のない人は無資格OKの美容室や理容室を探してみてください。
女性向けサロンでも男性エステティシャンは活躍できる?
近年では、男性エステティシャンであっても、女性向けのサロンで活躍している人もいます。男性エステティシャンがいることを差別化としているサロンも珍しくなく、女性側も男性が施術すると分かった状態で予約しています。
また、自分がエステティシャンの仕事に向いているか知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
エステティシャンに向いている人の特徴や、エステティシャンになるための心構えを解説しています。
男性がエステティシャンになる方法
ここからは、エステティシャンになる方法をご紹介します。基本はエステティシャンを目指すコースのあるスクールに通うか、研修制度の整った職場で経験を積みながら学習する方法のふたつです。自分に合った方法を見極めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
専門のスクールで学ぶ
男性がエステティシャンを目指す場合にも、女性の場合と大きな違いはありません。しかし、スクールによっては、男性の入学が難しい場合もあるので、入念に調べておきましょう。
エステティシャンは技術職なので、力加減や細かいテクニックを学ぶには直接スクールに通って学ぶのが効率的です。しかし、忙しい人や近場にスクールがなくて通えない場合には、通信講座もあるため検討してみましょう。
また、エステティシャンは国家資格ではないため、必ずしも知識や技術を専門学校で学ぶ必要はありません。学んだ場所によって就職率に差が出るのも事実です。就職の可能性を高めるためには、スクールでの勉強や民間資格などの実績を残しておいた方が良いでしょう。
民間資格のなかには、日本エステティック業協会が認定するAEA認定資格などのように、決められたカリキュラムを学ぶか、実務経験を積まなければ受験できないものあります。将来必要になる資格をしっかりと見極めて、エステティシャンになる方法を決めましょう。
現在の美容業界には男性エステティシャンがまだ少ないため、現場で学べる機会は限られています。十分な知識と技術を身に着けて、最新の情報を手に入れるためにも、学校で勉強しておくと安心です。
研修制度が整ったところに就職する
ダブルワークOKの職場もあるので、副業として働き、エステティシャンに必要な知識や技術を学ぶ道もあります。
働きながら経験を積んでいくつもりであれば、自分が主に学びたい施術のジャンルを決めてから探すほうが良いでしょう。さまざまな店で働きながら向いている仕事を見つけるのもひとつの方法ですが、それでは遠回りになってしまいます。
また仕事を探す地域によっては、男性向けのサロンが少ない点に注意しましょう。地方にお住まいの方で研修制度が整ったサロンを見つけられない場合には、住む場所を変えるか就職に強いスクールに通うなどの方法を検討してみてください。
まとめ
今や美容業界は女性だけのものではありません。まだ職業としての歴史が浅い男性エステティシャンですが、今後も確実に市場は拡大し需要は増えてきます。
エステ業界にはまだ少ない男性ならではの視点や、自分の持ち味を活かしながら着実にスキルアップしていけば、予約が殺到する人気エステティシャンになれるでしょう。
男性がエステティシャンを目指すには、エステティシャンを目指すコースのあるスクールに通うか、研修制度の整った職場で経験を積みつつ学ぶ2つの方法があります。今回の記事を参考にしていただき、自分に合った方法を考えてみてください。