【例文あり】エステティシャンを目指す人へ自己PRの方法を紹介!

エステティシャンとして就業を目指すなら、自己PRの書き方に注力することが大切です。自己PRをもとに履歴書や面接では自分の適正や魅力を最大限にアピールしましょう。 今回は、エステティシャンを目指すときの自己PRのポイントをご紹介します。あわせて、自己PRの例文も解説しているので、ぜひ参考にしてください。


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エステティシャンの自己PRが重要なのはなぜ?

自己PR文は、履歴書を書くときや、面接でも必須の項目です。未経験の方は、エステや美容業界で働いた経験や資格がなく、なにをアピールすればいいのかわからずに悩んでしまいますよね。

企業側は、履歴書や面接をとおして、本人がサロンの仕事を理解したうえで応募していることを知りたいのです。

また、応募者側がサロンの雰囲気にあっているかも確認しています。本人が応募している仕事の内容を理解していなかったり、サロンが求める人材とは異なったりしていると、不採用とみなされます。

企業は履歴書の自己PR文や面接の内容から、長期的に活躍できる人材かどうかを判断しています。採用側が求める答えを出し、正しく評価してもらうためにも、しっかりと自己PRの作成に取り組みましょう。

なお、履歴書に記載する「自己PR」と「志望動機」は混同されがちですが別物です。

自己PRは、自分を採用するとどんなメリットがあるかを企業にアピールするのが目的です。これに対して、志望動機はそのサロンで働きたい理由、どれぐらいの熱意があるかをアピールする項目です。

就職活動における志望動機の重要性や書き方、例文については、以下の記事で解説しています。あわせて参考にしてください。

エステティシャンの志望動機はどう書く?書くポイントや例文を紹介

エステティシャン志望の人は必見!自己PRを作る際のポイント

それでは、自己PRを作るポイントを見ていきましょう。

自分のアピールポイントが定まっても、いざ書こうとするとなかなか難しいものです。次の3つの要素を盛り込んで、自分なりの文章を考えてください。

自分の強みを知る

まず、企業にアピールできる自分の強みを定めましょう。実際にエステサロンで勤務したときに、自分のどの能力が企業の役に立つのか考えて、強みを見つけ出してください。

未経験の場合は美容業界の業務経験や資格がないため、自分の長所や得意をアピールすると良いでしょう。バイトで磨いた接客能力や友人との協調性、部活で培った指導力など、さまざまな取り組みが強みになります。

自己PRの文章に落とし込むときは、自分の強みを今後の仕事にどういかしていきたいのかを述べるのがポイントです。文章のなかに強みの根拠となるエピソードもいれて、説得力のある自己PRを作りましょう。

企業分析をする

企業分析についても自己PR文で触れる必要があります。業務の内容や勤務条件、社内の雰囲気はサロンごとに異なります。自己PRのアピールに加えると、その企業やサロンが自分にとってあっているのかを判断する材料になるでしょう。

企業をよく知ることは、入社後のキャリアプランをイメージするのにも役立ちます。

応募先にとってのメリットを盛り込む

自己PRでは自分の魅力をただアピールするだけでなく、企業にとってどのようなメリットがあるかを絡める必要があります。わかりやすく、具体的な言葉でまとめましょう。

未経験の場合は、無理にスキルや経験に絡めなくても大丈夫です。「コミュニケーションが得意なのでお客様と良好な関係が築ける」「壁にぶつかっても前向きに取り組める」といった、サロン運営でのメリットを強調しても良いでしょう。

【例文】エステティシャンの自己PRを紹介

ここからは、エステティシャンを目指す就活の自己PR文例を見ていきましょう。

自己PRを作るときに文章が思いつかない場合は、例文やテンプレートを参考にするのがおすすめです。自分の経歴や就活の仕方に近いものを参考にしてください。

【例文その1】サポート力をアピールする場合

サポート力をアピールしたい場合は、人の役に立つのが好き、気配りができるといった内容を文章のなかに盛り込みましょう。裏方的な仕事でも根気よく取り組める、なにかに継続的に打ち込めるといった表現も、サポート力を裏付けます。

私は小学校のころに剣道をはじめて、高校では副部長を務めた経験があるため、サポート力に自信があります。副部長は部長を補佐して先生方とのパイプ役になり、仲間や後輩がのびのびと練習に打ち込めるよう手配をする、根気と忍耐力がいる仕事です。先生方からの「気配り上手で助かる」や、仲間からの「頼りになる副部長」という言葉が励みになり、私は誰かの笑顔を支えるやりがいを実感しました。今後は、この経験と持ち前のサポート力を活かして、サロンの先輩方やお客様を笑顔にするエステティシャンになりたいと希望しています。

【例文その2】接客力をアピールする場合

エステティシャンはお客様と接する機会が多いため、接客力は積極的に自己PRに盛り込みたい強みです。コミュニケーション力、観察力、気遣いや心配りのエピソードを盛り込みましょう。

接客力はサロン運営にも欠かせないため、マネジメント能力もアピールポイントです。

私は、お客様と良好な関係を築く接客力に自信があります。私は子どものころからエステティシャンに憧れ、夏休みに地元のサロンで受付のバイトを経験しました。私はこの経験をとおして、明るく挨拶をすればお客様から感謝の言葉をかけていただけると知り、あらためてお客様を笑顔にするエステティシャンの仕事の素晴らしさを実感しました。御社の「お客様 の笑顔をサポートする」をモットーに、持ち前の明るさを発揮して、御社に貢献するエステティシャンになりたいと思っております。

エステティシャンの自己PRを作る際の注意点

最後に、自己PRを作るときの注意事項を紹介します。

記載すべき内容がわかれば、自己PRを作るのは難しくありません。書き方を間違えると思うようなアピールができず、マイナス評価につながりやすいので、次の2点に注意してください。

強みはひとつに絞る

自分の魅力をアピールするあまりに、長所や強みを盛り込みすぎるのはNGです。文章にまとまりがなくなり、人物像がぼやけてしまうため、強みはひとつに絞りましょう。

強みがひとつなら、根拠となるエピソードが絞られ、文章がすっきりまとまります。見やすくなると、採用担当者の目に止まりやすいでしょう。

自慢話にならないようにする

アピールするあまりに、自慢話になっていないかも注意しましょう。強みの根拠につながるエピソードを羅列するだけでは、思うような魅力が伝わりません。

エピソードを自己PRに盛り込むときは、成し遂げたことに対し、どのようなプロセスを経たのか伝えるのが大切です。結果よりも過程に重点をおくと説得力がでて、しっかり自分の魅力を伝えられるでしょう。

また、抽象的でわかりにくい表現、説明不足もNGです。自己PRを作ったら繰り返し読み返して、内容を確認しましょう。家族や友人に見てもらい、第三者目線でチェックするのも良い方法です。

まとめ

はじめての就職活動だと、「なにをアピールすべきかわからない」と悩みがちです。志望動機や自己PR文を作るのは面倒でも、就職活動において、履歴書の提出や面接は避けてとおれません。

早くエステの現場で経験を積むためには、効果的なPR文を作るのが重要です。自分の魅力を知ってもらう良い機会だと考えて、前向きに就職活動に取り組みましょう。