メイクアップアーティストに向いている人とは?必須スキルも解説

メイクアップアーティストになりたいと考えたときに、自分がその仕事に向いているかは気になるところです。たとえ高い技術をもっていても、性格上向いていないとうまく活躍できないかもしれません。仕事の向き不向きを、しっかり確認しておきましょう。 今回は、メイクアップアーティストに向いている人と向いていない人の特徴、仕事をするうえで求められるスキルについて紹介します。


この記事は約6分で読み終わります。

メイクアップアーティストのやりがいとは

メイクアップアーティストは、クライアントの求めに応じてメイクアップを行う、美容のプロをいいます。

主にモデルやタレント、俳優などにメイクを施し、美しさを最大限に引き出すお手伝いをします。また、ブライダルサロンやフォトスタジオでもニーズがあります。

メイクアップアーティストには華やかなイメージがあるものの、高いレベルやクオリティが要求される気の抜けない仕事です。だからこそ、ニーズに合わせたメイクが仕上がったときは、大きな達成感を得られるでしょう。

クライアントに自分のメイクを気に入ってもらえるのは、大きな喜びです。クライアントが美しさで喝采を集めたときや、直接本人から感謝されたときは、自身の努力が報われる代えがたい瞬間です。

メイクアップアーティストは非常にやりがいがある仕事といえるでしょう。

なお、メイクアップアーティストの仕事内容や必要な資格、目指し方については、以下の記事で詳しく解説しています。

メイクアップアーティストになるには?仕事内容や資格について解説!

メイクアップアーティストに向いている人の特徴

メイクアップアーティストに向いている人の特徴を紹介します。自分に適性があるかチェックしてみましょう。

努力家で学習意欲が高い

クライアントに満足してもらうためには、メイクの高い技術力が求められます。基礎からしっかり学ぶ必要があり、継続的なブラッシュアップが欠かせません。メイクアップアーティストには、コツコツ努力できる人が向いています。

ヘアメイク事務所やブライダルサロンに就職しても、すぐにメイクアップアーティストとして働けるわけではありません。一般的に、キャリアのスタートの段階ではアシスタントとして働くため、勉強し続ける必要があります。

現場でメイクを主導してできるようになるまで時間がかかるので、失敗しても挫けず、熱心に作業に取り組める努力家な人に向いています。

メイクや美容に対する関心が高い

メイクアップアーティストは美容業界やファッション業界の最先端をいく、流行を作る仕事です。当然ながら、メイクや美容に対する意識、関心が高い人でないとなれません。

人並み程度の興味や関心では、メイクのプロとしての知識、技術を維持するのは難しいかもしれません。心からメイクや美容に興味があり、美への探究心が高い人に向いています。

また、人の魅力を引き出すメイクアップアーティストは、自分自身も魅力的でなければなりません。美への関心が高く自分自身を美しくすることが好きな人にも向いています。

コミュニケーション能力がある

メイクアップアーティストは、人と接する仕事です。クライアントと会話をしながら希望を聞きだし、意向にあわせて仕上げる必要があるため、コミュニケーション能力は必須です。

また、肌や髪に直接触れる仕事の性質上、会話をとおしてクライアントと信頼関係を築く必要があります。聞き上手で話し上手、接客が得意な人は、メイクアップアーティストに向いているといえるでしょう。

また、現場ではアシスタント、カメラマン、スタイリストといった多くの人と協力して動くため、協調性や社会人としてのマナーも求められます。

メイクアップアーティストに向いていない人の特徴

逆に、メイクアップアーティストに向いていない人の特徴を紹介します。

向いていない人の特徴にあてはまるからといって、あきらめる必要はありません。メイクアップアーティストになりたいという気持ちを大切に、ネックとなっている部分を改善できないか考えてみましょう。

持続力がない

メイクアップアーティストは一見華やかな仕事でも、クライアントの希望どおりに仕上げるには繰り返しの練習が必要です。意向に沿わなければ何度でもやり直しが求められることもあります。

華やかさ以上に粘り強さが求められる単調な作業が多いので、飽きっぽい人やコツコツ勉強を継続していくのが苦手な人には、あまりおすすめできません。

人と接するのが苦手

メイクアップアーティストはクライアントと接しながら作業をする、人との交流や接触が多い仕事です。対人関係が苦手だとうまくニーズを引き出せずに失敗してしまったり、仕事にストレスを感じたりするかもしれません。

また、現場では多種多様な人と関わって働きます。不特定多数との交流や初対面での人付き合いが苦手な人には、不向きだといえるでしょう。

向上心が乏しい

向上心が乏しい人も、メイクアップアーティストには不向きです。

メイクのトレンドは常に変化し、美容技術や手法は日々進化しています。もともと技術やセンスはあっても、日頃から最先端のトレンドをキャッチするアンテナを張っていなければ時代遅れの技術となってしまいます。

華やかなメイクアップアーティストは人気の仕事で、若手がどんどん登場しています。向上心に欠けている人はテクニックの上達にも後れをとってしまい、埋もれてしまうかもしれません。

メイクアップアーティストに必要なスキル

最後に、メイクアップアーティストとして働くのに求められるスキルを紹介します。メイクアップアーティストは、ただおしゃれが好きなだけでは務まりません。不足している分は努力して補い、就業を目指しましょう。

コミュニケーション能力

メイクアップアーティストがメイクをするクライアントは、多種多様です。どんな人とも会話ができる、コミュニケーションスキルを身につけておきましょう。

相手の意向に合ったメイクに仕上げるには、ニーズを的確に聞きだし、正しく伝えてもらうトーク力が必要です。経験を積むほど接客に慣れて、良いサービスを提供できるようになります。

体力

メイクアップアーティストは、メイク中に座ることはありません。長時間立ちっぱなしで作業をすることが多い仕事です。

重いメイク道具をもって現場に移動する必要もあり、体力、持久力とも欠かせません。職場によっては不規則な生活を強いられるため、日頃から基礎体力をつけておきましょう。

また、基本的にクライアント優先で、柔軟な対応が求められます。多少の無理を押しつけられても体力面、精神面ともにへこたれない、タフな人間を目指しましょう。

高い観察力

クライアントをメイクで美しく仕上げるためには、高い観察力が必要です。

メイクをする相手をよく目で見て観察して良い面を伸ばし、コンプレックスをメイクでカバーすれば、クライアントの美しさを最大限に引き出せます。

また、メイクの現場には多くの人が集まって働いています。それぞれに役割が異なり、動きがバラバラなので、メイクだけに集中していると仕事が滞ってしまうときがあります。全体をよく見て動く、視野の広さも意識して身につけると、仕事に役立つでしょう。

まとめ

メイクアップアーティストに向いているのは、美容に強い関心があり、努力ができる人です。クライアントとの会話が多い仕事なので、コミュニケーション能力に自信がある人にも向いています。

向いている人の特徴にあてはまらなくても、心配する必要はありません。仕事の特徴を理解し、必要なスキルを身につけて就業を目指しましょう。