ネイリストの仕事のやりがいとは?
ネイリストには、次のようなやりがいがあります。
1.お客様の笑顔が見られる
2.お客様の思い出作りのお手伝いができる
3.経験値を増やして自分自身が成長できる
4.頑張れば収入アップが期待できる
5.クリエイティブな現場で実力が試せる
6.ライフスタイルにあわせた働き方ができる
それぞれ詳しく解説します。
やりがい1.お客様の笑顔が見られる
ネイルを素敵に仕上げることで、お客様に喜んでもらえます。
お客様の喜ぶ顔を間近で見られるのは、ネイリストならではの醍醐味です。お客様から感謝の言葉がもらえると自分自身の喜びになり、「もっと頑張ろう」とモチベーションになります。
お客様の笑顔や感謝の言葉は、自分のセンスや技術を評価するバロメーターです。自分のネイルが認められると達成感があり、口コミで評価が上がると指名も増えるため、やりがいをもてます。
やりがい2.お客様の思い出作りのお手伝いができる
ネイルは、特別な日を華やかに演出してくれます。ネイルサロンには、結婚式・卒業式・デートのために来店するお客様も多いです。ネイルでおしゃれをすることによって、自分に自信がつき不安な心を和ませたり、堂々と振る舞うことができたりします。
大切な日のために自分のネイルが選ばれるのは、ネイリストにとっての誇りです。服や雰囲気にあわせたコーディネートを提案し、そのネイルがお客様や周りの人の記憶、写真などに残るため、やりがいがあります。
また、特別な日のネイルに満足してもらえれば、リピートしてくれる可能性が高いです。難易度や期待が高いほど実力アップにつながります。
やりがい3.経験値を増やして自分自身が成長できる
さまざまな年代のお客様との出会いのなかで人間的に成長できるのも、ネイリストのやりがいのひとつです。人脈を広げれば新しい仕事を得るチャンスもあります。
ネイルのトレンドは日々変化していて、技術や表現に上限はありません。ネイリストは自分の可能性を信じて、常にチャレンジできるのが魅力です。将来的なスキルアップやキャリアアップに挑戦したい方に向いています。
やりがい4.頑張れば収入アップが期待できる
ネイルサロンの多くは指名制やインセンティブ制度を取り入れていて、ネイリストは実力が評価されやすい仕事です。技術が上がり指名客が増えれば、収入アップにつながるのでやりがいを感じられます。
ネイルや美容関連の資格を取得するのも収入アップの手段として有効で、ネイリストは学習意欲が高い方に向いています。
やりがい5.クリエイティブな現場で実力が試せる
ネイルはアートやクリエイティブな側面が強く、自分のセンスを生かせるのも魅力です。自分のネイルでファッションのトレンドを作ることもでき、非常にやりがいがあります。
SNSで発信すれば知名度を上げることができるため、自分のプロデュース力を試すこともできます。モデルや芸能人にネイルを施すメディアの仕事が得られる、海外進出するなど、可能性を広げることが可能です。
やりがい6.ライフスタイルにあわせた働き方ができる
ネイリストとして得たネイルや美容関連のスキルは、一生ものです。結婚や妊娠などの事情で退職しても、いつでもネイリストとして復職でき、仕事に困りません。
ネイリストは場所や年代を問わず需要があり、働き方の選択肢が豊富です。年齢やライフスタイルが変化しても長く働けます。
実力をつければ、オーナーになる道を開くこともできます。
年代別のネイリストの働き方については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
「ネイリストは何歳まで働ける?年代別の働き方を紹介」
ネイリストの仕事には大変なこともある
ネイリストは華やかで、やりがいのある仕事です。しかし、楽しいことばかりではありません。
将来の仕事として考える場合は、次のような苦労があることも理解しておく必要があります。
・ネイルに満足していただけないときもある
・体力や気力が必要
・対応が難しいお客様もいる
それぞれ詳しく解説します。
ネイルに満足していただけないときもある
自分のネイルに自信があっても、評価するのはお客様です。頑張ってネイルを施しても、お客様のイメージに合う仕上がりになるとは限りません。お客様に気に入ってもらえずに、がっかりすることもしばしばあります。
お客様からのクレーム対応も、ネイリストの仕事のひとつです。クレームを受けても嫌な顔を見せない自制力、次の提案をする柔軟な対処力、要望をうまく聞き出すコミュニケーション能力など、仕事を続けるには強い精神力とスキルが求められます。
体力や気力が必要
ネイリストの仕事は体力勝負な側面があります。施術中は、基本的に座ったまま、長時間同じ姿勢をとり続けなければなりません。また、お客様と会話をしながら施術をするには集中力も必要で、体力や気力を消耗しがちです。
アートを施したりストーンをはったりするネイルの作業はこまかく、目の疲れも感じます。お客様一人あたりの施術時間が長いと疲労が蓄積するため、体力維持と体調管理を心がけることが重要です。
対応が難しいお客様もいる
ネイルサロンに来店するなかには、対応が難しいお客様もいらっしゃいます。対応が難しいお客様に対応するには忍耐力が必要で、仕事を楽しめないときもあります。
対応が難しいお客様への対処法を習得するまでが大変ですが、接客術は、現場で磨くしかありません。
ネイリストの業務内容
ネイリストの業務内容も正しく理解しておきましょう。ネイリストの仕事は華やかでも、地道な業務がたくさんあります。華やかな面だけに注目して仕事を選ぶとミスマッチが生じ、後悔する可能性があるため、実情を知ることは大切です。
ネイリストの業務内容は、大きく次の2つに分けられます。
・ネイルの施術
・雑務やサロンワーク
それぞれ詳しくみていきましょう。
ネイルの施術
ネイリストのメイン業務は、やりがいを実感しやすいです。
業務内容は、大きく次の3つに分けられます。
【爪のケア】
ネイルを長持ちさせるために、やすりやニッパーなどを使ってお客様の爪の形や表面をなめらかに整えます。古いネイルは取り除き、甘皮のお手入れもします。
【ネイル】
ネイルには、さまざまな施術があります。
・ポリッシュネイル
・ジェルネイル
・スカルプ
・アートネイル
・フットネイル
【オプションサービス】
ネイルの施術後のサービスに、マッサージや美容ケアを行っているネイルサロンもあります。
・ハンドマッサージ
・保湿ケア
・角質ケア
雑務やサロンワーク
次の雑務やサロンワークは、お客様を気持ち良くお迎えするために大切な業務です。サロン運営のために欠かせません。
・受付業務
・電話応対
・予約管理
・備品の準備
・資材管理
・清掃
雑務やサロンワークは、見習い期間のメイン業務です。ネイリストとしてデビューした後も、お客様対応の合間に同僚と協力しながら行います。
また、ネイリストはチラシの配布・DMの作成・SNSの発信・HPの更新など、サロンの広告宣伝も手がけます。経験と実績が増えれば、新人教育を任されることもあります。
ネイリストデビューまでの道のり
最後に、ネイリストとして働けるようになるまでの一般的な道のりをみていきましょう。
ネイルの知識と技術を学ぶ
ネイルの知識や技術の習得は必須です。学び方は、独学・通信教育・ネイルスクール・美容専門学校などがあります。
それぞれで費用や学ぶ期間が異なるため、自分にあう方法を選びましょう。ネイルサロンに就職して、現場で実務を学びながら美容専門学校で理論を学ぶ方法もあります。
なお、ネイリストになるまでにかかる費用については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
「ネイリストになるには費用はどれくらいかかる?なり方別にご紹介」
サロンで経験を積む
美容専門学校やネイルスクール卒業後にサロンに就職しても、最初はアシスタントからスタートします。施術研修を受けつつサロンの雑務をこなして経験を積み、施術デビューするのが一般的です。
下積み期間は3ヶ月から1年間と、サロンによってさまざまです。一定の試験や実技テストをクリアしないと、お客様の施術を担当できないネイルサロンもあります。
まとめ
ネイリストの仕事は、お客様との会話を楽しみながら、大好きなネイル作りができるのが魅力です。さらに、自分のネイルで喜ぶお客様の姿を見られるため、非常にやりがいがあります。ネイリストになるには、特別な資格は必要ありません。やる気があれば誰でもネイリストになれるため、美容専門学校で理論と技術を学んでデビューを目指しましょう。