美容師に向いてる人とは?美容師として必要なスキルも解説

美容師はきらびやかなイメージがあり、人を美しくする職業であることから、将来の夢として憧れを持っている方は多いでしょう。しかし、なかには「自分は向いているのだろうか…」と不安になっている方もいるかもしれません。 今回は、美容師に向いている人の特徴を詳しく解説いたします。身につけるべきスキルもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


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美容師に向いてる人の特徴6つ

美容業界で活躍する美容師には、次の共通する特徴があります。

・美容やファッションが好き
・トレンドに敏感
・人と話すのが好き
・学習意欲が高い
・タフで忍耐力がある
・協調性がある

それぞれを詳しくみていきましょう。

1.美容やファッションが好き

美容師はお客様のヘアメイクを整えて魅力を引き出す仕事なので、おしゃれが好きな方に向いています。メイクやファッションを自分自身が楽しめるのが大前提です。好きなことを仕事にするからこそ熱意をもって取り組み、技術が向上します。

メイク、ファッション、スタイリングも含めてトータルコーディネートをする機会も多いため、積極的に知識を増やす姿勢も大切です。おしゃれ好きで知識が豊富ならお客様との会話が弾み、信頼を得やすいため、リピーターをしっかり獲得できます。

2.トレンドに敏感

美容やファッションの流行は変化が早いため、業界で活躍する美容師はトレンドに敏感な方が多いです。今定着している美容技術がほんの数ヶ月で時代遅れになってしまう可能性もあるため、常に情報収集は欠かせません。

お客様のなかには、ヘアスタイルに最新のトレンドを取り入れたい方もいるでしょう。こうした要望に合った提案をするためにも、トレンドを楽しみつつ知識をアップデートしていく姿勢が求められるのです。

3.人と話すのが好き

美容師の仕事は接客業なので、お客様との会話を楽しめる方も向いています。美容院やサロンには男女を問わず、幅広い年代のお客様が来店します。緊張しているお客様も多いため、美容師には人見知りせず誰とでも気軽に話せるコミュニケーション能力が必須です。

お客様のなかには、自分のスタイルに対して不安や悩みを抱えている方もいます。そのため、相手の気持ちに寄り添える気配りや、お客様の希望のスタイルをさりげなく聞き出す傾聴力も欠かせない要素です。

4.学習意欲が高い

向上心があり、自主的に学習に取り組める姿勢も、多くの美容師に共通している特徴です。シャンプー、カット、パーマ、カラーリングいった美容技術は日進月歩で進化し続けているため、前向きに学ぶ姿勢が求められます。

また、美容師としての経歴はアシスタントから始まるため、先輩から素直に学べる姿勢があると、まわりから高く評価されます。

5.タフで忍耐力がある

美容師には、どのような状況にも立ち向かえるタフさや忍耐力も欠かせません。基本的には立ち仕事なので体力勝負であるほか、忙しく休憩が取れないような場面でも、笑顔を保つタフさが求められます。

また、美容師は華やかに見えて、実際には地道な努力で成り立っている仕事です。さまざまなお客様のご要望に応えるために我慢する機会が多く、強い忍耐力が求められます。

6.協調性がある

協調性も美容師の大切な資質のひとつです。来店するのはスタッフ全員のお客様でもあるため、先輩や同僚と一緒に協力して働けないと務まりません。

サロンワークは多岐にわたり、店舗全般を見る目、気配りをする能力、自ら考えて動く姿勢が美容師に求められます。特にアシスタント期間は、忙しくても道具の整理や物品補充、掃除、電話応対、受付などの雑用を率先して行う必要があります。

向き・不向きより「なりたい気持ち」と「学ぶ姿勢」が大切

美容師の仕事にかかわらず人には向き不向きがあり、なりたい仕事が自分に向いているとは限らないものです。とはいえ、美容師に向いている人の特徴にいまひとつ自分があてはまらなくても、夢をあきらめる必要はありません。

向いていないからあきらめるのではなく、どうすれば美容師に必要な資質を備えられるかを考えましょう。

美容師に求められる資質のなかには、あとから習得できるものがたくさんあります。例えば、お客様と接するときに必要なコミュニケーション能力や会話術、気遣いなどのスキルは、現場で経験を積むことで徐々に身につけられるでしょう。

美容関連の知識や技術、美的センスも、美容専門学校などで学べば習得できます。

美容師を目指すには向き不向きより、なりたい気持ちと夢に向かって学ぶ姿勢が大切です。努力や経験を積み重ねて、理想とする美容師を目指してください。

美容師を目指すなら、美容専門学校で学ぶのが近道です。美容専門学校の種類や選び方は以下の記事で詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。

美容専門学校の選び方|自分の夢を叶えるためには

美容師として習得すべき4つのスキル

美容師になりたい方が積極的に習得すべきスキルは、次の4つです。

・接客技術
・美容師としての技術力
・観察力と傾聴力
・自己管理能力

1.接客技術

美容師はサービス業なので、お客様をおもてなしする基本的な接客術を身につける必要があります。清潔感のある身だしなみ、ていねいな言葉遣い、ビジネスマナーの習得は必須です。お客様を不快にさせず、気持ち良くお迎えするスキルを身につけましょう。

お客様のなかには、美容師との会話を楽しみに来店される方や、逆にあまり話さずゆっくり施術を受けたい方もいるため、こうした各々のニーズに対応できる柔軟さが求められます。

また、お客様からさりげなく要望を聞き出し、希望のスタイル作りができれば顧客満足度を高められるでしょう。

2.美容師としての技術力

美容師の業務は、シャンプー、カット、カラーリング、パーマと多岐にわたります。クオリティの高いサービスを提供し、満足度を高めるには、確かな技術力が必要です。お客様からのこまかな要望にお応えするためにも、積極的に練習や講習会に参加しましょう。

ヘアケアマイスター、ヘアカラリスト検定、日本メイクアップ技術検定などの資格は、美容師としての技術力の証明になります。お客様からの信頼も得やすいので、前向きに資格取得に取り組みましょう。

3.観察力と傾聴力

美容師は、ただお客様の要望を聞いていれば良いわけではありません。ファッション、メイク、雰囲気などから、お客様に一番似合うスタイルを提案していくのが、美容師の仕事です。

そのため、技術力だけでなく、観察力や傾聴力を身につけることが重要となります。

また、お客さまはそれぞれに悩みやコンプレックスを抱えています。例えば「小顔に見せたい」「くせ毛を直したい」などです。こうした本音を聞き出していくためにも、傾聴力を磨きましょう。

4.自己管理能力

お客様の言葉や態度に対して感情的にならない精神力、コントロール力を身につけることも大切です。お客様から無理な要求をされたり理不尽な思いしたりする可能性はあるものの、美容師は常に笑顔を心がける必要があります。

美容師のような接客業は精神的な負担が大きいため、ストレスマネジメント能力も必須です。立ち仕事で身体の負担も大きいので、自分自身の健康管理にもしっかり取り組んでください。

まとめ

美容師に向いている人の特徴には、美容やファッションが好き、トレンドに敏感、タフで忍耐力があるなどが挙げられます。とはいえ、職業選びでは向き不向きより「美容師になりたい」気持ちが大切です。コミュニケーション能力や会話術などの美容師に求められる資質は、日々の学習や経験を通じて習得できます。「向いていないから」とあきらめるのではなく、まずは自分のスキルを伸ばしましょう。